ポケット総務|お悩み解説

美容室の希望休が重なるとき:
土日・講習・年末の決め方

美容室で希望休が重なったり、偏ったりしたときは、人を見て決めず、ルールで決めます。土日祝の休みの回数に上限を置く、講習は早めの申請を条件にする、希望が重なったら休みの回数が少ない人を優先する。こうした例を先に書いておくと、不公平感が出にくくなり、店長の迷いも減ります。

最終更新:2026年11月6日|トータルミッション合同会社(東京都国分寺市)

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美容室は、土日祝に予約が集まりやすい一方で、スタッフも土日に休みたいという希望が出やすい職場です。さらに、講習や勉強会に参加したい、年末年始やお盆に休みたい、子どもの行事や通院で平日に休みたい、という希望も重なります。店長が、その場で「今回はこの人」と決めていくと、「あの人ばかり通る」という不満が出やすくなります。

そこで、希望が重なったときの決め方を、先に書いて共有しておきます。この記事では、美容室で出やすい4つの場面ごとに、決め方の例を紹介します。ここで書いたのは一般的な整理の仕方です。お店の事情に合わせて、直してお使いください。

この記事の決め方は、お店のシフトの調整の話です。有給休暇や、法律で定められた休暇の申請は、お店のルールだけで断れないことがあります。上限や「出せない日」を決める前に、顧問の社会保険労務士や、厚生労働省の公開情報でご確認ください。

場面1:土日祝の希望休が重なる

よくあるのが、土日祝に休みたい人が重なるケースです。次の2つを決めておくと、調整しやすくなります。

  1. 土日祝の休みの回数の上限(例:1人あたり月2回まで)
  2. 上限を超える場合の優先順位(下の表のような順番)
優先の順番考え方の例ねらい
1番目その月に、土日休みの回数が少ない人休みが特定の人に偏らない
2番目前月に、希望が通らなかった人続けて断られる人を作らない
3番目申請が早かった人早く出す習慣がつく

上限は、お店の人数と予約の入り方によって変わります。例の数字は、あくまで例です。お店の予約表を見ながら、現実に回る範囲で決めてください。予約が早く埋まる日(連休の前後など)は、最初から、希望休を出せない日として案内しておくと、断る場面が減ります。交代したい人がいるときは、スタッフ同士で相談してもらい、店長が承認する形にすると、調整の手間が減ります。

ルールづくりの基本は、希望休が多い人・少ない人で不公平にならないルールでも紹介しています。あわせてご覧ください。

場面2:講習・勉強会・コンテストの参加

美容師にとって、講習や勉強会は、技術を伸ばす大事な機会です。メーカー主催の講習会、カットモデルを使った練習、コンテストなど、日程が急に決まることもあり、休みの申請が直前になりがちです。お店として、次のような決め方を置いておくと、断る側も申請する側も楽になります。

  • 申請の締め切り:講習の日の○週間前までに出してもらう(ネット予約を公開する日より前にする)
  • 申請の理由:講習の名前と日程を、ひとこと添えて申請する
  • お店として応援する講習か、個人の判断かを、あらかじめ分けておく
  • 同じ日に、複数人が重なった場合の調整のしかた(先着、休みの回数が少ない人を優先、など)
  • 講習のための休みと、通常の希望休を、同じ上限に含めるか、別にするか

講習の参加時間の扱い、費用の負担、お店として応援する講習かどうかの分け方は、どちらの扱いにしても、実態によって判断が分かれることがあります。ルールに入れる前に、顧問の社会保険労務士や、厚生労働省の公開情報でご確認ください。

場面3:年末年始・お盆・連休の希望

年末年始やお盆、大型連休は、スタッフの休みたい気持ちが強くなる一方で、美容室は予約が集まる時期でもあります。希望が重なると、断る側の説明も難しくなります。次のように、先に決めておくと、行き違いが減ります。

  • 繁忙期の休みは、いつから申請を受けるか(例:2か月前から)
  • 繁忙期の休みの上限と、優先順位(毎年、同じ人が通らないよう、前年の結果も考える)
  • お店全体の休み(年末年始の休業日など)と、個人の希望休を、分けて案内する

場面4:平日休みの希望が偏る

平日の休みは、土日に比べて、営業への影響が小さい店が多いかもしれません。ただし、平日でも、指名が入る曜日や時間があり、特定の曜日に希望が集まって、同じ曜日に何人も休むと、残ったスタッフに負担が偏ります。次のように、曜日ごとの最低人数を決めておくと、判断が速くなります。

  • 曜日ごとに、最低何人必要か(スタイリストとアシスタントを分けて決める)
  • 最低人数を下回らない範囲で、希望をそのまま通す
  • 下回る日は、先に出した人を優先する、または日をずらす相談をする

希望が通らなかった場合の伝え方は、希望休を断るときの伝え方に、文面の例をまとめています。

文面例:来月の希望休の案内(上限と優先を添える)

【来月のシフト:希望休の受付】
来月(○月)の希望休を、○月○日(○)までに、日付で出してください。
・土日祝の休みは、1人につき月○回までです
・上限を超える場合は、その月の土日休みの回数が少ない人、前月に希望が通らなかった人の順に、優先します
・講習・勉強会で休みたいときは、日にちが決まった時点で、早めにお知らせください
・連休の前後など、お休みをお願いできない日は、別紙でお知らせします
確定は○月○日です。確定のあとに、予約の枠を公開します。
よろしくお願いします。

文面例:希望が重なり、通らなかった人への連絡

○○さん
いつもありがとうございます。
来月の希望休について、○月○日は、希望が重なったため、今回は難しくなりました。
お店のルールとして、土日休みの回数が少ない人と、前月に通らなかった人を、先に優先しています。
代わりに、○月○日、○月○日は、休みを入れられます。ご都合はいかがでしょうか。
次回の調整では、今回の結果も踏まえて決めます。
ご不便をおかけし、すみません。

この文面のように、お店のルールを理由にして、代わりの案と、感謝を添えると、角が立ちにくくなります。

希望と結果を、記録しておく

誰の希望が通って、誰の希望が通らなかったかを、月ごとに残しておくと、次の月に優先順位をつけるときの土台になります。「前月に通らなかった人を優先する」というルールも、記録がなければ守れません。記録は、短くて構いません。日付、希望の内容、結果、断った場合の理由の区分を残します。通院などの理由は、「私用」程度の区分にとどめ、病名や症状は記録しません。

予約の公開より先に、希望休を確定しておく順番は、美容室のシフトの作り方に、時刻表の例があります。希望休が重なった結果、急に休みが出た日の動き方は、美容室のスタッフが急に休んだときをご覧ください。

ポケット総務は、スタッフがスマホで、日付をタップして希望休(全休・半休・ひとこと)を出し、店長・責任者が全員の希望を一覧で見て、承認し、シフトの下書きを作って直し、発表できる総務アプリです。上限や優先順位の決まり、講習の申請の流れは、お店に合わせて設計する内容で、最初から入っている機能ではありません。美容室の場合の考え方は、美容室・サロンのシフト管理に載せています。

希望休のルールを一緒に決めたい美容室は、国分寺市を中心に、多摩地区であれば現場へうかがうこともできます。オンラインでも進められます。30分の無料相談で、いまの希望休の集め方を伺い、どこから整えるかを一緒に決められます。くわしくは国分寺・多摩のシフト管理と総務をご覧ください。

いまのやり方で、どこが楽になるか。

30分で、画面を見ながら確かめます(オンラインでも。多摩地区は、うかがうこともできます)。

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よくある質問

土日の希望休が重なったとき、誰を優先すればよいですか。
人を見て決めず、ルールで決めるのが納得されやすい方法です。例えば、その月に土日休みの回数が少ない人、前月に希望が通らなかった人の順にします。先に書いて共有しておいてください。
講習の休みは、通常の希望休と同じ扱いにしてよいですか。
お店の方針によります。上限に含める場合と、別に数える場合があります。どちらでも、先に決めて、スタッフに伝えておくことが大切です。費用や給与の扱いは、顧問の社会保険労務士にご確認ください。
有給休暇の申請も、上限のルールで断れますか。
有給休暇や、法律で定められた休暇の申請は、お店のルールだけで断れないことがあります。上限や「出せない日」を決める前に、顧問の社会保険労務士や、厚生労働省の公開情報でご確認ください。
希望休を断るときの、角が立たない言い方はありますか。
お店のルールを理由にして、代わりの案と、感謝を添えると伝わりやすくなります。文面の例は、希望休を断るときの伝え方の記事にまとめています。
相談だけでも大丈夫ですか。
はい。最初の相談は30分無料です。いまの希望休の集め方や、お店のルールの書き出し方から、ご一緒に考えられます。

美容室・サロン、国分寺・多摩のお店の方へ

国分寺市を中心に、多摩地区の美容室・サロンは、現場へうかがって、一緒に決めることもできます。オンラインでも進められます。最初の相談は30分無料です。

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