ポケット総務|お悩み解説

希望休が多い人・少ない人で、
不公平にならないルール

希望休が多い人を責めても、不公平感はなくなりません。決めるのは人ではなくルールです。「上限」「重なったときの優先順位」「回数の見直し」の3つを先に決めてスタッフに伝えると、誰の希望が通ったか・通らなかったかの理由を説明できるようになります。

最終更新:2026年11月1日|トータルミッション合同会社(東京都国分寺市)

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不公平感は、どこから生まれるのか

希望休の不満は、休みの数そのものより「基準が見えない」ことから生まれやすいものです。例えば、次のような場面です。

  • 毎月たくさん出す人がいる一方、遠慮して出さない人がいる
  • 同じ日に重なったとき、何で決まったのかが分からない
  • 店長に直接頼んだ人の希望だけ通っているように見える

これらはスタッフの性格の問題ではなく、決め方が店長の頭の中にしかないことが原因です。休みを多く出す人にも、事情があります。まず「責めない」と決めて、基準を言葉にします。

ルールの3本柱:上限・優先順位・回数

決めることは3つに絞れます。数字は店の規模で変わるので、下の表は例として読んでください。

決めること決め方の例気をつけること
上限1人あたり月3〜4日まで。同じ日に休める人数は、職種ごとに1〜2人まで上限を決めたら、超えたときの相談先も決める。「相談してもらえれば考える」の一言を添える
優先順位(重なったとき)①理由つき(試験・冠婚葬祭など)を先に ②今月の希望が少ない人を先に ③前月に譲った人を先に提出が早い順だけにすると、早く出せる人だけが得をする。理由つきの範囲は先に決めておく
回数の見直し月ごとに、1人あたりの希望休の日数と通った日数を数えておき、3か月ごとに全体を見る個人を責める材料にしない。「偏りが続いていないか」を見るためのもの

優先順位は「理由」と「これまでの譲り合い」で決める

重なったときの優先順位は、スタッフ全員に先に見せておくと効果があります。例を3つ挙げます。

  1. 理由つきを先にする:試験、冠婚葬祭、通院、子どもの行事など。範囲は店で決める(例:事前に「ひとこと」で理由を書いたもの)
  2. 今月の希望が少ない人を先にする:少なく出している人の希望が通りやすくなる
  3. 前月に譲った人を先にする:「今回は我慢した人」が報われる形になる

どれを使うかは店次第です。大事なのは、決めた順番をスタッフに先に伝え、その順番で決めることです。順番が合わないと思ったら、店長が個別に判断せず、ルールを見直します。

見える化で、「念のため」の水増しを防ぐ

「通らないかもしれないから、多めに出しておこう」という出し方は、不公平感があるときに起きやすいものです。水増しを減らすには、通るか通らないかの基準を見えるようにします。

  • 基準を見せる:上限と優先順位を、提出の案内と一緒に毎回知らせる
  • 店長側で一覧を見る:ポケット総務では、店長・責任者が全員の希望休を一覧で見られます。同じ日に何人重なっているか、人ごとの日数が偏っていないかを、提出が集まった段階で確かめる
  • 理由を書きやすくする:言いづらい休みは「ひとこと」を添えて出せるようにすると、理由つきの希望が通りやすくなり、「念のため」で出す必要が減る
  • 結果を知らせる:通らなかった人には、理由と、代わりに休める日を先に伝える

ポケット総務では、希望休はほかのスタッフには見えず、店長と総務だけが見ます。見える範囲を変えたい場合は、お店に合わせてご相談ください。どのルールを使うか、数字をいくつにするかは、設計する内容です。最初から入っている設定ではありません。例えば、通らなかった日が続いた人には、次の月に優先する、という決め方もできます。「誰かが得をしている」と感じさせないことが、いちばんの目的です。

スタッフへの伝え方:決まりごとではなく、お願いの形で

ルールを伝えるときは、「禁止」ではなく「みんなが休みやすくするための決まり」という形で話します。次の文面を、朝礼やグループへの連絡にそのまま使えます。

文面例:ルールを伝える(店長から全員へ)

おつかれさまです。来月から、希望休の決め方を次のようにします。

・1人あたり、月〇日まで
・同じ日に希望が重なったときは、①理由つき ②今月の希望が少ない人 ③前月に譲った人 の順に考えます
・上限を超える場合や、どうしても必要な日は、早めに相談してください

「休みを出しにくい」という声があって決めました。みんなが休みを取りやすくするためのルールです。気になることがあれば、いつでも言ってください。

個人への伝え方も同じです。「あなたは多い」ではなく、「全体で偏りが出ているので、決まりを作りました」と話します。希望休を通せなかった人への文面は、希望休が集まらないときの集め方とルール例 にあります。

3か月ごとに、ルールを見直す

ルールは一度決めて終わりではありません。3か月ごとに、次の点を店長が確かめます。

  • 通らなかった希望が、特定の人に偏っていないか
  • 上限が厳しすぎて、出せない人が出ていないか
  • 繁忙期の日が、いつも同じ人に頼まれていないか

スタッフが増えた、2店舗目を出した、といった変化があったときも見直しどきです。複数店舗で回す場合は 2号店・多店舗のシフトの決め方 もご覧ください。シフト全体の運用の型は シフト運用の提案ページ にまとめています。

希望休と有給休暇は別のものです。有給休暇の取得時季を店のルールでどこまで調整できるかは、法律の当てはめが必要です。顧問の社会保険労務士や、厚生労働省の公開情報でご確認ください。この記事は一般的な考え方で、特定の調査や数字にもとづくものではありません。

いまのやり方で、どこが楽になるか。

30分で、画面を見ながら確かめます(オンラインでも。多摩地区は、うかがうこともできます)。

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よくある質問

希望休が多い人に、少なくするよう伝えてもいいですか。
個人にだけ伝えるより、全員に同じルール(上限と優先順位)を先に伝えるほうが、不公平感が出にくくなります。個別に話すときは、「あなたが多い」ではなく「全体の決まりを作ったので、確かめてほしい」と伝えます。
理由つきの希望を優先すると、理由を言えない人が不利になりませんか。
なります。そのため、理由の範囲を先に決め、理由を書きにくい人のために「ひとこと」を添えられる形にしておくと安心です。理由を問いただすのではなく、「書いてもらえれば考慮できる」というお願いの形にします。
ポケット総務で、誰の希望休が多いか確かめられますか。
店長・責任者は、全員の希望休を一覧で見て、承認できます。月ごとの回数の見直しの方法は、お店に合わせて一緒に設計します。

美容室・サロン、国分寺・多摩のお店の方へ

美容室・サロンでも、シフトの組み方、スタッフの急な休み、希望休の決め方で悩むのは同じです。国分寺市を中心に、多摩地区のお店は現場へうかがって、一緒に決めることもできます。最初の相談は30分無料です。

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お申し込みのあと、その日のうちに(受付時間外は次の営業日に)お電話かメールで日程をご相談し、簡単な質問票をお送りします。30分でお店のシフトや書類の流れを伺い、実際の画面をお見せしながら、最初に試す1件の具体案(A4・1枚)をお渡しします。

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